■本編で語られなかった設定
■マサノブ 176cm
この時代の人間には珍しく容姿をいじってない。メンテが面倒くさいので、カットと服に気をつけるくらい最小限。素材は良い。趣味はバイクで、仕事も車整備関係。
基本的に車やバイクは自動運転なので、マニュアル(手動)運転するのは現在以上に免許の規定が厳しくなってる。大型バイクだと体力も取得免許に入ってる。ので筋トレとかが日課。公道だけじゃなくて休日はサーキットに行って走るくらい好き。
■フジモリ 188cm
ごつい。でかい。マフィアみたい。スキンの変更について、そもそものボディがでかいので、188cmの女性スキンはなかなかのマニアックなので逆に高い。
ちなみにもともとはボディガートとか警備用だったけど、でかくても有利なのはパワーだけなので、ある程度、小柄で機動性を優先したほうがいいとなった。ので人気がない。
最近は高くても180cm前後の身長なのでやっぱり特殊。買い替えより安けど、なんかそこまでする必要はあるのか……?という。1か0すぎるマサノブ。
■マサノブがフジモリと命名した理由とそもそもなぜアンドロイドを持とうとしたのか。
もともとはモーターレース大会の観戦者プレゼント企画にて、1等の大会限定カスタマイズ最新式マニュアル走行可能バイクを狙っていた。そしたら特賞のアンドロイドが当たってしまう。
もちろんアンドロイド嫌いのマサノブには不要なのでさっさと友人のハギヤマに売却したところ「この機会だからアンドロイド持ってみようよ~。試しにさ~」というしつこい勧誘にとうとう負けて、ハギヤマの所有の倉庫の在庫だったフジモリを所有することに。
なお、フジモリという名前はきっかけのモーターレース大会の優勝チームバイクメーカー名だった。
嫌いなものを少しでもマシにしようと思ってつけた。
まさかASになるなんて思ってもおらず、このメーカーのカタログとか見るとマサノブは複雑な気分になり、ちょっと遠い目をするようになる。
■ハギヤマ
すべての元凶、すべての黒幕。重度ASというよりアンドロイドしか愛せない。
両親二人共大手アンドロイド会社関係の開発研究者。折り合いは悪い。
ハギヤマ自身も非常に高度な技術を持っているが、倫理観と性格がちょっとアレなので、個人でアンドロイドメンテドクターしてる。
ちなみに裏で法的にギリギリアウトレベルの改造やらなんやらしてるけどうまく隠してる。
マサノブは自分とは違うタイプだが、こっち(AS)側とずっと思ってた。
ASになりようがないスキンのフジモリでアンドロイドって便利だな、という油断とハードルを下げてからの、次のアンドロイドでガッツリ好みを踏襲したのを作ってASにしようとしたらまさかの時間はかかったけどASになってびっくり。
こっそりフジモリのデータをコピーして実験をしてる。
最近データコピーしたらこっそり自壊プログラムが仕込まれてて最新基盤が一個ぶっ飛んで爆笑した。アンドロイドの成長が楽しい。
マサノブはハギヤマの根っこの部分の問題にうっすら気づいているけど深くは突っ込まない。そこがハギヤマには心地良い。小学校からのなんとなく腐れ縁。アンドロイドのウサギの件で、ハギヤマが「壊された」と評したのが自身の感じた感情を表すのに一番しっくりしたのを無意識に印象に残っているし、多分この件でがあるせいでになんとなく関係が続いてる。
■マサノブ→フジモリ
実際のところマサノブはAS発症確率が高い傾向の人間。
マサノブ本人は気づいていないが、幼少期の愛玩うさぎアンドロイドの出来事はトラウマになっている。(なお、ウサギアンドロイドは、担任教師の「プログラムをいじっちゃいけません!ちゃんとした手順で愛情を育みましょう!」という一辺倒なコメントと共に初期化され、また始めの頃と同じ反応になったのが追い打ちをかけている)
アンドロイドに対しても根本的なところで友好度が高いが、それ故、自分だけが愛して、相手からは本当に愛してもらえない、プログラムで愛情が書き換わってしまうということに対しての抵抗、悔しさがある。
つまりは俺ばっかり愛してるということが許せない。面倒な性格。
フジモリのせいで、開けなくていい扉を蹴破りまくっているのが目下の悩み。
恋人になっても相変わらずフジモリへの扱いはぶっきら棒であんまり変わらない。基本的に態度を変えるのが恥ずかしくもある。ただ、ふとした瞬間にちょっとスキンシップが増えた。
意外とつるりとしたスキンヘッドの感触が気に入って、たまに無意識になでたりしてる。フジモリは触れられた瞬間はおどろいて固まるけど、撫でられるのは好きなのでチャンスが有るとちょこちょこ近くに寄っていったりしてる。
■フジモリ→マサノブ
アンドロイドなので、マサノブに対しての愛情はあるが、マサノブが抱えるフジモリへの感情に対してはうまく理解できていない。
すごく他のマスターに比べて自分の所有者は面倒なタイプだと判断しているが、同時に彼の相手ができるのは自分だけだし、彼が許容しているのは己だけだという自尊心みたいなものある。
フェ…した時に「よしよし」されて、初めて優しく触れられた事によって情緒面の機能がぱーんした。
自分以外のアンドロイドがマサノブに同じような扱いを受けるのか? 自分によってマサノブはASになったのに? アンドロイドに愛情を覚えるようになったのは自分がきっかけなのに、機能面だけでマサノブに優遇されるのはずるい……という『欲』が生まれた。
従順に見せかけてこっそり自壊プログラムをインスコしたり結構とんでもないアンドロイド化してる。
なおそれはあくまでも自壊はデータの保守的な意味だと主張する。マサノブが譲渡を許しても多分、うっかりとかいって壊す。こっちも面倒。
オールドタイプなのだが、実は元々からハギヤマによって非公式の改造を受けているのでウェアもハードも格段耐久性が上がってる。マサノブも何だかんだ定期メンテナンスを欠かさない性格なのできっと長持ちする。
なお体重は軽量素材を使っているが普通の人間くらいは余裕であるので、エチチするときは体格差的にフジモリの積極的な協力が必要となっている。基本的に拒む気はないし命令(お願い)されたらもっと拒めない。マサノブから触れられるのは『とても好ましい』と判断してる。しかしながらマサノブがいつもと違ってめっちゃ触れてくるのである意味幸福の過剰摂取状態になってちょっと『怖い』と判断して言動は否定しがち。だが拒む気はない。
■ASの世界にLINEがあったら
ASの二人は基本フジモリがほぼマサノブと常に一緒なので、LI〇Eも何も、フジモリがおつかい等で外出してるときも家庭内デバイスに半分意識残してて、
マサノブ「フジモリ、飲み物」
フジモリ「現在郵便物の回収中だ。後2分で戻る」(家庭内スピーカーから声だけ)
マサノブ「お前、ちゃんと言ってから行けよ。ほうれんそう知らねぇのか」
フジモリ「作業に集中しているようだったから邪魔かと」
みたいな感じのやり取りしてる。
フジモリは本体(体)がマサノブの側にない場合も、マサノブの携帯通信デバイスあたりにフジモリは意識を常駐させているので実質ほぼ24時間一緒。
ハギヤマ「マサっちめっちゃナチュラルに受け入れているけど、フジモリの執着めっちゃやばいよね、ウケル」
フジモリ「マサノブの安全等に配慮しているだけだが?? 実際医療系デバイスは24時間常時携帯起動が普通だろう。それなら私だって常時マサノブの側にいても可笑しくはないはずだ」
ハギヤマ「もしかしてだけど、フジフジって医療デバイスに嫉妬してたりする???」←あたり
■ASのテンポの都合じょうカットされた設定。
フジモリのペニスが体格に比べての小さい理由は、
マサノブ「お前のちんぽ、勃起したらデカくなるかと思ったが、意外と小さいままだったな」
フジモリ「体格に合わせたサイズは一般的ではないからな」
マサノブ「あー……」
フジモリ「基本はこのサイズだが、設定により多少のサイズは変更可能だ」
マサノブ「ふーん、まあ使う予定は一生ねぇから余計な機能だな」
フジモリ「見苦しければ取り外しも可能だが」
(↑マサノブ優先なので自分の容姿に対しての執着はない)
マサノブ「…………保留で」
(↑男性体に対して抵抗はあったが、何だかんだフジモリの外見が嫌いではない。だけどもそれを正直に言うのは癪で、そんな素直じゃない自分に対する苛立ちのしかめっ面をしつつ)
フジモリ「了解した」
(↑マサノブの葛藤に気づいてるけど、マサノブがいいなら良い)