従者8話の8これにて、8話は一旦終了です!!
もー本当に難産でした……!
めちゃくちゃ話が進まなくてボツとか書き直しが沢山出てしまって、途中、いっその事7話で話を終えた方がスッキリしていたかも知れない…と迷走しまくってました。
何はともあれ、以下、ネタバレ含むあとがきです
8話は、今まで内心はずっとルスターさんが悩んでいましたが、今度はアルグ様が悩むターン!というお話でした。
基本的に、ルスターはアルグに対して強く出れないと言うか、遠慮とか立場に意識が引っ張られがちだったりします。
あと、本当は恋愛的な意味合いで好きでは無かった負い目とか、喜んでいる相手をあまり悲しませたくない、というのがルスターの頭にあったのですが……今回、アルグ的には不本意ですが、アルグが弱ったことで、ルスターはプラスがマイナスになる心配より、マイナスをプラスにする方に頭が切り替わりました。
色々と「従者として烏滸がましい」というか「無礼か」と考えがちなルスターですが、
普段はちゃんと自分を律する事が出来るアルグが、好きな人に限って(好きな人だからなんですが)色々上手くいかない事を自覚して落ち込んでいる様子にアルグが「騎士団長で尊敬と敬愛を向ける主人であり恋人」から「自分より年下でまだ未熟な所もある若者で恋人」と気づいたようです。
ルスターさん、穏やかな人なんですがヤッた後に熱が出たりするのは基本的に「女性のように扱われる、守られる」という立場に対してけっこう抵抗があるせいで、5話でちらっとプライドの高さが垣間見えたり、8話でも誘拐については結構ケロッとしているあたり、ルスターは意外と頼るより頼られたり守られるより守る方が得意だったり。
なので、アルグは今回の事を情けない、と思っていますが、ルスター的にはたぶん父性が刺激されているかと。恐らく今後はちょこちょこルスターの年上ムーブが発生しそうです。ちょい躾けは厳しく、しかし基本的にアルグには甘いので甘やかしもしそうです。(とはいってもエチチに積極的になれるかというとソレは別問題なので今後も色々失敗しそうです…)
しかしながら8話、長かった…!
途中のアルグの落ち込みターンが上手く纏められずに長くなってしまって、折角書いたのにボツが沢山出てしまいました。
続きはルスターの従者業復帰と、休んでる間にいろいろエンブラント隊内外でアルグへの印象が変わった関係についてなのですが、8話で削った、ルスター誘拐救出時のアルグ側の視点とか、8話8でルスターの目が覚める前の大丈夫じゃないアルグのぐるぐるした思考だとかが、流れが悪くなるのでボツったもののちょっと勿体ないのでどうにか9話かもしくは閑話か幕間にしたいなぁ……と悩み中。